用途はと言いますと、その結合力の強さから色んな物質と反応させて、その後どんな物質になったのか?というのを調べるというものなどです。単体を扱ったほうが化学反応式も書きやすいs(おぃ
アルカリ金属の化合物は身の回りに腐るほど(腐らないけど)あるのに、その単体をそこから出すとなるとそれは至難の業です・・・。
金属カリウムは、水と反応させると反応熱によって水面で液化するので空気中の酸素と直接反応してどえらい事になるので、これはちょっといただけない。
かと言ってリチウムを探そうとすると、こいつはまた余りメジャーじゃないので(かわいそうだけど)なかなか見つからない。
という事でナトリウムを探しているんです。ところが、これもアルカリ金属(=水酸化物は強塩基性)という事で危険物指定だし、(自然発火性物質のため)オマケに消防法にも引っかかっていると来ている。こんな中で「ナトリウム売ってください♪」なんて言ってみても「貴方、どうかしてますか?これを危険物質だと熟知した上で申し上げているんでしょうね?」なんて馬鹿にされてお仕舞いのような気がしてくる・・・。
道のりは遠いばかりか、道が無いのかもしれない・・・(悲今回はナトリウムに関連して、小言を喋らせてもらいます・・・。
最近の薬局では、ほとんどの所で水酸化ナトリウムや硝酸カリウム、過酸化水素を扱っておりません。これらは、昔は全部売っていたはずの薬品たちです(売っていたと言うのは人から聞きました)。
では、何故売られなくなったのか。と考えたとき、あっしは1つの答えにたどり着きました。
それはずばり、「かって行った人が危険な扱い方をするから」だとおもいます。掘り返してみれば、火炎瓶の投げ込みや爆弾の製造、(水酸化ナトリウム・硫酸などを)人にや動物にかける、また人体に対して毒となる薬品を製造するなどの行為が幾度と無くこの日本で行われています。いや、世界でもこういう事件は多発しています。そのせいで、薬局は一般人に対して試薬類を売れなくなったのだと思います。
水酸化ナトリウムと言えば強塩基性の薬品で皮膚を腐食する作用があるため、直接触れる事は絶対にしてはいけません。でも、この特性を利用し、ある人々は生き物に対して悪用するのです。
硝酸カリウム。こちらは可燃物の存在下で自然発火するような薬品です。でも、やはりこの特性を利用し、ある人々は火炎瓶や爆弾を作って面白がるのです。
過酸化水素は、強力な漂白性のある薬品で、手に付くと真っ白になってしまいます。しかし、やっぱりこの特性を悪用する人がいるんです。
こういった事があるせいで、純粋に実験をしたい人さえも巻き込む事になるんです。その組成・扱い方・どの程度の危険なのかと言うのを熟知した人でさえ、一般人では普通に売ってもらえないんです。そういうあっしも、これらを熟知しているとはいえませんが、「どれを反応させたらどうなるから、こうやって扱わなければならない」という事ぐらい、できると思います。そういう、ただ実験をしたいだけという人に対しても、巻き込むと言う事を頭の片隅にでも入れて、決断を下して欲しいと思います。
前にもまして長ったらしい文章になってしまいましたが、今日はこの辺でおしまいにしますw
【関連する記事】